湯を沸かすだけなのに

 
出典:YAMAP

3年以上、ずっと選択を先延ばしにしていることがあります。
それは外遊びの火器です。
燃料だけでもガス(CB缶と呼ばれるカセットボンベ、OD缶と呼ばれるアウトドア用ボンベ)、アルコール、固形燃料、ホワイトガソリンなどがあって、五徳や風防の種類も実に様々。
重さや使い勝手、安全性、ランニングコストを考えるとなかなか決められず、いまだに初期投資の安いウッドストーブ(燃料は木)や固形燃料でしのいでいます。
どの火器も一長一短で、使い方や状況に合わせて選ぶのが一般的ですが、なるべく物を増やしたくないため、できるだけ最初から汎用性の高い物を買いたい。
そして暇さえあれば火器のYouTube動画を見るという、平凡な中年女性らしからぬことをしています。

思えば「湯を沸かす」「調理をする」ということは、家にいたら1日何回もする自然な行為です。
火器の重量や安全性、ランニングコストなどを考える必要もなく、何のハードルもありません。
それが野外になるだけで、一気に考えるべきことが増えます。
火器の種類だけでなく、五徳の高さや風防の形状、調理器具の素材と形でも燃費が変わる奥深き世界です。
それをつきつめた結果、海外では「湯を沸かさない」「調理しない」という強者もいます(飲み物はすべて常温。食べ物はすべて水にひたして食べる)。

でもわたしは、せめて湯を沸かしたい。

山ほどある情報を頭に入れ、「ああでもない」「こうでもない」と想像しつつ、いつも頭の片隅にあるのは、地べたにたき火して、現地調達した竹などで湯を沸かし、調理できる人の強さと身軽さです。

利便性とマナー(たき火や直火はどこでもしていいものではない)を考慮しつつ、なかなか腹の決まらないわたしの試行錯誤は、まだまだ続きそうです。
湯を沸かすだけなのに(苦笑)。

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