「8(はち)がけ社会」

 
去年ポッドキャストで予告を聞いて以来、ずっと楽しみにしていた朝日新聞の新年連載「8(はち)がけ社会」(有料記事)は、そのまま本にして、たくさんの人に読んで欲しいほど素晴らしい内容です。
労働人口が2割減る2040年(16年後)の日本には、どんな問題が起きると想定されているか。その問題を解決するために、どのような解決策があるか。また、その問題を回避するために、今どのような動きがあるかをまとめて知ることができます。

残念ながらわたしの暮らす地方部は、働き口の数が少ないのをよいことに、非人道的な経営者・管理者が幅をきかせ、労働者をないがしろにしていました。
しかしここ1年は人手不足が深刻になり、これまで労働者の人権を無視していた人たちも、労働者に「気を遣わざるをえない」状況を、わたしも目の当たりにしています。
「8がけ社会」の問題は人口減少の激しい地方部こそ喫緊の課題で、同記事では地方部中心の取材がなされていることも、「こういう状況は、自分が住んでいる町だけじゃないんだ」「やっぱりそれが解決策になるか!」という確信を強める機会を与えてくれました。

また、連載8回目の今日は、映画『PLAN75』について触れられています。
この映画はショッキングな設定ばかり注目されることもあるようですが、一番重要なメッセージは最後の場面にあり、決して暗い作品ではなく、いかに「8がけ社会」を生きるべきか、希望を指し示してくれる内容です。

有り余る豊かさと便利さに慣れたわたしたちは、労働人口が2割減って、提供されるサービスも2割減り、経済も2割縮小した状態に耐えられるのか。

これまでの前提が大きく変わりつつある社会で先を見越し、ずっと以前から「8がけ社会」にも対応できる生活をしている人、そしてそういう生活を始めている若者たちの存在。

出足が遅れているのは、これまでの生活にあぐらをかいてきた、わたしのような人間なのです(わたしもそこに向かってるよ!!)。

コメント

人気の投稿