未来? 現実
高齢の労働者が目立つようになって久しい。
ここ数年は、わたし自身が肉体労働をすることが多いので、肉体労働の現場しかわからないけれど、中年は若い方に属する。
10代~30代の労働者はどこにいるのだろう。
この現象は、日本の年齢別人口分布を反映したものなのだろうか。
昨日行ったコンビニも、高齢の男性が1人で店番をされていた。
レジは全部で2台。
その内1台はセルフレジだが、タバコやホットスナックの購入、公共料金の支払いをしたい人は、店員さんのいるレジに並ぶしかない。
ゴールデンウィークの影響もあってか、店員さんのいるレジには6~7人が並んでいた。
足の悪い店員さんが大量のお客さんをさばかないといけない状況を気の毒に思いながら、タバコを買いに行ったわたしも店員さんのいるレジに並ぶ。
夕飯時だったが、家から寝起きで来たような高齢者の男性が店内にあふれている。
公共料金の支払い書を何枚も持ってきて、支払いが終わったのもわからずにレジ前で立ち尽くす男性。
足の悪い高齢の店員さんに、「もう終わったので行ってだいじょうぶですよ」と言われて、ぼーっとしたまま店を出る。
わたしの前にいる男性は、値引きシールのついた商品をいくつも抱え、空のタバコを見せて、自分が欲しいタバコの銘柄を店員さんに伝える。
そしてわたしの番。
隣のセルフレジで、別の高齢者男性がホットスナックをくれと声を上げている。
わたしが、「あの方を先にしてくださってもいいですよ」と店員さんに言ったら、セルフレジのお客さんに対して店員さんは冷静に言う。「今、こっちをしているので無理です」
だよね。
1人で、しかも高齢で足も悪いのに、この仕事量を一気にさばくのは無理だ。
幸い、わたしよりも少し若いぐらいのイカツイ見た目の男性も、静かにレジに並んでいてくれて安心した。
何でも速いことがよしとされるような世の中だが、年齢を重ねると、どうしたって若い人と同じようなスピードでは動けない。
きっと昨日のコンビニを若い人が見たら、わたしも高齢男性の群れに同化して、高齢者だらけのディストピアのように見えただろう。
高齢者は増えていく。
『PLAN75』で描かれた社会が現実になりつつあることを肌で感じる時間だった。
コメント
コメントを投稿