カスハラ
今日の『朝日新聞』によると、厚生労働省が労働施策総合推進法を改正してカスタマーハラスメントから従業員を守る対策を企業に義務づける方向に動いているとのこと(有料記事)。
6月に閣議決定予定の「経済財政運営と改革の基本方針」で、その内容の方向性が示されるようです(まだ内閣府HPでは確認できず)。
この記事を読んで思い出したエピソードを。
以前、わたしが公的機関の窓口業務の仕事2件に応募した際、面接で「理不尽な要求をしてくる人に対して、どのような対応をしますか?」という質問を受けました。
そこでわたしは、「『申し訳ございませんが、それはできかねます』と何度か言って、それでもご理解をいただけない、お引き取りもしていただけない場合は、『誠に申し訳ございませんが、他の業務もございますのでお引き取り願えますか?』と言います」と答えました。
すると、「それでもお引き取りいただけない場合は?」とつっこまれ、「お引き取りをお願いしても聞いていただけない場合は、『不退去罪で警察に来ていただくことになりますので。。。』と警告します」と言いました。
映画『マルサの女』で学んだ強要や脅迫、恐喝、業務妨害、器物破損、暴行罪もあるので、「ダメ」「帰って」「やめて」と言って、警告をしても効果がない場合は、警察に連絡するしかないと思っていました。
しかし、面接官はわたしの受け答えを聞いて残念な表情。
それまでいい感じで面接が進んでいたのに、どちらの応募先でも落ちたため、友達に「面接でこう答えたのが悪かったのかな?」と聞いたら、「そりゃ~ダメですよ!!」と当然のように言われました。
彼女曰く、「いかに波風を立てないかが一番大事で、警察を呼ぶのはもってのほか」だそうです。
でも、すぐに警察を呼ぶわけではなく、警告をはさんでいるのに、その警告さえ波風を立てるという理由でNGだと言うのです。
来客者が大騒ぎをしている時点で、もう十分波風が立っていると思うのだけど。。。
そのやりとりから数年経ちましたが、今でもわたしの考えは変わっていません。
正当だと思われる要求に対してこちらが応えきれない場合は、ひたすら同情して謝るしかないけれど、過度で理不尽な要求は突っぱねるしか方法がないのでは?
何のための警察、警備員?
本当に国の法律でカスハラから従業員を守ることが義務化されるなら、従業員の負担を減らす仕組みが作られることを心から祈ります。
わたしは接客業についていないけれど、無理な要求をする人にダメと言えない社会を作るのは危険。
公務員も何らかの方法でカスハラから守られていることを祈るばかりです。
マルサの女 大好きな映画。
返信削除あげまんが1番好きだけどね(余談)
カスハラなんて以前からあると思うけど公になるくらい増えてきてるんだね。言ってやった方がいいくらいに思ってる人が多そうだ。
自分達の行動や理念が間違っていなければマルサの女のように毅然とした態度で応対すればいいと思うけどな。
保育園でもダメ出しのようにあれしろ、これしろという保護者がいますが穏便に済まそうとし、保護者個人の要望を受け入れる。それは、園の方針や職員の負担を考えて、「それはできません。嫌なら他園に行ってください」と言ってもいいんじゃないかと思う。気に入らなけれ場底に行かないで済むことを、正してやろうという気持ちで言われては堪らない。
プライバシーを詮索されるからフルネーム表記をやめる自治体も。
気持ちにゆとりがある人が少なくなってきたのかな。
数か月前に、問題のあるお客さんを宿泊拒否した旅館の女将を賞賛する新聞記事が出てぐらい、「気に入らないなら、うちのサービスを使ってくださらなくて結構です」というスタンスは珍しいのかもしれない。
削除でも、保育園にしろ学校にしろ、無理を言う人の言う通りにしないといけない理由はどこにもないと、個人的には思う。
気持ちにゆとりがある人が少なくなってきたっていうのはあるだろうね。
ただ、そのうっぷんを誰かにぶつけて晴らそうとするのは、超カッコ悪いと思う。
どこかで溜まったうっぷんを弱い者にぶつけて、それを受けた人がさらに自分よりも弱い者にぶつけてってことを続ける連鎖の先に、いわれのない被害をこうむる子どもや動物がいるような気がするよ。
だから、自分や自分の子、ペットがその被害を受けないためには、自分がその輪に加わらないことだと思うな。