お金の問題?

出典:講談社

「体験格差」や「親ガチャ」「お金がないと何もできない」と言う人を見るたびに、その人に対してうっすら失望感を覚えます。
どんな家庭に生まれるのかがわからないのは当たり前だし、人によって経験に違いがあるのは当たり前。
プラスの要素もマイナスの要素も、どんな結果にするのかは本人次第ではないでしょうか。
「体験格差」や「親ガチャ」「お金がないと何もできない」と言う人の根本には、お金がないとダメという前提があって、そこで思考停止している気がします。
持っているお金の量ではなく、発想の貧困さが問題ではないかと。

わたし自身、母がダブル、トリプルワークをする母子家庭で育ち、金銭的に余裕のある家ではなかったと思いますが、そのせいで自分が不幸だと感じたことはないし、他人と比較してもいろいろな経験をしている方だと思っています。
それを単に「運がよかった」と言えばそれまでですが、だとすれば「お金があまりない=不運」という構図が崩れているのではないでしょうか。

わたしが幸運だったのは、母をはじめ、自分のまわりにお金を使わなくても楽しむすべを知っている大人がたくさんいたことです。
もちろん子どもからは見えないところで生活のプレッシャーに頭を悩ませることはあっただろうけど、まわりの大人たちは園芸や手芸、読書、レジャー、スポーツと、いつも何かを楽しんでいました。
その環境が、お金がなくても十分に楽しめるということを、子どものわたし(や妹、ほかの子たち)に教えてくれたのだと思います。
だからそもそも「お金がないと何もできない」とは思っていないのです。

「体験格差」や「親ガチャ」が存在するとすれば、それはお金の量が問題ではなく、その子の近くにいる大人の発想に問題があるのではないでしょうか。
「お金がないからダメだ」と思っている大人の方が、お金がないことよりもよっぽど不利益をもたらしているのかも。

と同時に、お金を重視するからこそ収入が増え、わたしのようにお金を重視しない者はいつまで経っても低所得で満足しがちなので、これも一長一短です。
でも、何のためのお金?と問われたら、生活のためと人生を楽しむためですよね?
だったらお金が増えても生きることを楽しめていなければ本末転倒ではないでしょうか。

コメント

  1. 親ガチャなんて寂しい言葉だけどね。
    うちも裕福な家庭ではなかったけど、親にどうこうしてもらおうという考えはなかったな。大学進学も金銭的に余裕がないからという理由でなく、働きたいからだったし、欲しいものがあれば自分で稼ぐ。高校生になった時からやりたいことは自分で考えて決める。私の周りの人達もそういう人が多かったからね。
    自分でなんとかすると思っていたよ笑
    結婚して旦那様の従姉妹が親の程度が低いから私はここまでしかなれなかったというエピソードを聞いてびっくりしたもん。
    どこまで登っていくかは自分次第じゃないのかな。
    不平不満を言うなら自分でなんとかしたらいいじゃんって思ったよ。

    お金があってもなくても心の豊かさは持っていたいな。

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    1. まったく同感。
      「親の程度が低いから私はここまでしかなれなかった」なんてよく言うよ!!(怒) 人1人を無事に育てるだけでもどれだけ大変か、大人だったらわかっていそうなものだけどね。
      保護者が気に入らないなら、自分のやり方で別の道を歩めばいいだけなのに、それを人のせいにするところが腹立たしいわ。

      今日の朝日新聞にも「低所得の家庭には本が少ないから不利」という記事があったけど、うちは低所得でも本がたくさんあって、新聞もとってたよ。
      もし低所得でも本を読ませたいなら、お金の使い方を変えるなり、図書館の存在を子どもに教えるなり、方法はほかにもある。
      サマーキャンプに行かせるお金がなければ、いろいろな知人の家に滞在させるという方法だってあるしね。

      「親ガチャ」とか「体験格差」という言葉を使う人は、そういう可能性をすべてなきものにしているという感じがしてさびしい気持ちにさせられるよ。

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