『国境デスロード』
TBSのテレビ番組『不夜城はなぜ回る』で企画・演出と出演を務めた映像ディレクター、大前プジョルジョ健太さん。
彼の新作『国境デスロード』がABEMA TVで放送されていることを、昨日下の動画で知りました。
まだ第7話しか見ていませんが、とてもよくできています。
出典:ReHacQ
わたしも20代の頃、アルゼンチンやメキシコからの移民の方々にアメリカでお世話になった経験や、日本国のパスポートを持っている恩恵を体感してきたので、「国境」は比較的関心のあるテーマです。
仮に無一文でも日本の国籍を持っていることは命に匹敵する、少なくとも数千万円以上の価値があります。
逆に言うと他の国、第7話で描かれているベネズエラ国籍の人たちなどは、その恩恵がない状態で生きている。
そういう人たちが何らかの理由で外国に行こうとする時にどんな困難を体験し、それがどれほど厳しいのかを垣間見ることができるのが『国境デスロード』です。
パスポートさえあれば自由に海外旅行ができる日本に住んでいると、国境を越えた移動の自由が制限されているとはどんな状態かを知る機会が少ないので、こういう番組は本当に貴重だと思います。
上の対談番組で、「どうしてそんな危険な所に行こうと思ったの?」と聞かれた大前さん。
その答えのヒントは、街録チャンネルで受けたインタビューの中にありました。
「自分の母親が外国人で国境を越えてきて…結構苦労していた。国境を越えてきた人たちには、いろいろな物語がある」と。
出典:街録ch
国境を越える人たちのことを理解したいという思いは、母親のこと、ついては自分のことをもっと理解したいという思いから生まれたものなのかもしれません。
大前さんの目の前の人をまっすぐ見て話す素直さと純粋さ。
それでいて時折見え隠れするタフさが、取材相手の信頼を得る大きな要因なのでしょう。
その信頼があるからこそ、普通の人ではなかなか目にすることのできない世界を視聴者に見せられるディレクターになっているのだと思いました。
これからも大前プジョルジョ健太さんの作品に注目です。
コメント
コメントを投稿