2キロ
今日の朝日新聞「声」欄に、印象的な14歳の投稿がありました。
それは「私の家の近所には図書館がない。小学生だった頃に、友達と自転車で2キロ先の図書館まで行ったことがある。家に帰った時には疲れて、くたくただった。・・・・・・図書館が、ふらっと行ける場所にある人がうらやましい」という内容で、2キロを近くないと認識していることに驚いてしまったのです。
もちろん距離の感じ方には個人差があり、投稿者の女の子が病弱だったり、身体に障害を抱えたりしている可能性もあります。
でも、もし彼女が健康な中学生で、小学生の時に自転車で2キロ走ってくたくたになったため、その後図書館に行っておらず、もっと近くに図書館が欲しいと言っているのであれば、少し心配にはならないでしょうか。
そして10年ほど前に、大家さんのお孫さんをスーパーに連れて行った時のことを思い出しました。
当時、そのお孫さんは5歳。
スーパーまでは800m。大人の足で徒歩10分ほどの距離です。
その日は天気がよく、道端に桜やタンポポが咲いていて気持ちがいいだろうと、二人でのんびり歩いて行くことにしました。
しかしその子はいつも車で移動しているため、ゆっくり歩く片道20分も耐えられない。
体格は小学2年生ぐらいある大柄の子で、(その頃は)おぶって歩くこともできず、褒めたり励ましたりして、なんとか家に帰ってきました。
「この子、この先大丈夫か?」と思った通り、近所にある小・中学校にも車で通学することが多かったようです。
今は大人になっても歩かずにすむ生活が送れる一方で、体力のピークともいうべき小・中学校時代に2キロ自転車に乗れない、歩けない子どもが、将来体力を維持できるのか。
しかもその基準に合わせてインフラを整備するとなると、相当大変です。
かく言う自分も親や祖父母の世代に比べて軟弱になっていることを認めつつ、ディストピア小説の『献灯使』を思わずにいられません。
朝日新聞に投稿した女の子は、健康な子なのでしょうか???
出典:講談社

コメント
コメントを投稿