愛媛県・石鎚山系の思い出最終:曇りでも行ってみる
今回の愛媛山行は灼熱のロード歩きに始まり、樹林帯の激坂登り、やっと森林限界を越えた稜線上に出て美しい山並みを少しだけ見たものの、雨の3日目で景色はゼロ。
このルートを歩く人しか見られない絶景は、まったく見ることができませんでした。
そして4日目、朝7時頃にようやく風が収まり、相変わらず辺りは真っ白で何も見えないけれど、一応伊予富士まで行ってみることにしました。
まずは瓶が森山頂、真っ白。
でもこの先はガスが抜けているかもしれない。
こういう時こそ元気を出そうと、エネルギー(おにぎり)を補給しながら歩く。
するとお昼が近づくにつれ、時々景色が見えるように。
これが伊予富士です。
手前稜線上の細い線が縦走路。
南側の山々も次々と姿を表わす。
見渡すかぎり山。
何だか神々しい。。。
午前中は曇りだったけど、来てみてよかった~!!!
そして迎えた最終日。
午前3時頃、これまでに見たこともない満天の星空を見て朝日への期待がつのる。
これは山頂も晴れてますぜ(ウシシ)。
と思っていたら、またもやガス。
さっきまで晴れてたのになんで~?!!!(叫)
もう頂上に登るのはやめよっかな~と思いつつ、昨日の例もあるため、しぶしぶ登る。。。
すると太陽の光が!
うそ~ん! 山の向こう側は晴れてる~!!!(驚)
しかも光の屈折で?お日さまが2つも。。。
そして山頂にいた女性に、「ほらブロッケンですよ!」と言われて振り返ると、
空中に自分の影が!
ナニこれ~!!!
わたしが手を上げると、影も手を上げる。
影だから当たり前だけど、こんなの見たことない~!
しかも時間が経つにつれて、景色はどんどんきれいになっていく。。。
出た時は曇りでも、こんな景色が見られるとは。。。
先に車で来ていた市内在住の女性は、「これは完全に、あなたたちがここまで歩いてきたご褒美ですよ! こんなに晴れることは珍しい! わたしもその恩恵に預かれてラッキー!!」と言っていたけれど、そうではないと思う。
自然は人間の思惑など無関係に刻々と変化しており、誰かが晴れを願っているのに1日中雨が降ることもあれば、絶対晴れないと思われる時に、ちょっと行った先でこんな絶景が広がっていることもある。
特別な瞬間に出会えるかどうかは、その人がその時、そこにいるかどうかの違い。
目の前が曇りだからとあきらめていたら、今いる場所の景色しか見えないということだ。
でも、それほど自然は人に無関心だからこそ、厳しさも、つれなさも、全部ひっくるめて、とてつもなく公平で美しいと感じる。
わたしは日頃、目の前が曇りだからとじっとしていないだろうか。
どうせダメだろうとあきらめてはいないか。
そんなことを考えつつ、帰りのバスを1本遅らせて、心ゆくまでこの景色を楽しみました。
曇りでも行ってみる、価値はあるかもしれない。
ないかもしれないけどね(笑)。
それは行ってみないとわからない。




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