読書日和に読みたい本
今日バイトはお休み。
面倒くさい雑用は1つずつ片づけてきたので、今日は心おきなくゴロゴロ、ダラダラします。
暑い時期は、涼しい所で本を読むのが最高です。
外で現実を体感できない分(暑すぎて外には出たくない)、文字の世界に漂いながら、自分の知らなかったことや新しい感性、考え方に触れるのが楽しい。
今手元にあるのは、相変わらず山や自然、脳に関する本ですが、これから読みたい本は、なんとなく哲学です。
まずは、『ドライブ・マイ・カー』の濱口竜介監督が映画化することでも話題を集めている『急に具合が悪くなる』。
出典:晶文社
重い病気にかかり、医師から「急に具合が悪くなるかもしれない」と言われた哲学者の宮野さんが、彼女とは正反対に思える健康そのもののスポーツ・ウーマン、磯野さんを相手に選んで往復書簡を始める。
お互いの研究分野は違い、二人は出会ったばかり。
それなのに、なぜ宮野さんは磯野さんを往復書簡の相手に選んだのか。
いつ死が訪れるかわからない人を相手に、磯野さんはどんな言葉を投げかけるのか。
ほとんどの人は、なぜか自分や身近な人が当分死なないという前提で生きています。
でも、たとえ重い病気にかからなくても、死は常に自分や愛する人の身近にあると、わたしは思っています。
磯野さんが、急に具合が悪くなるかもしれない宮野さんに対してとる態度が、わたしの人に対する姿勢と通ずるものがあるか、違いがあるとすれば、どんな違いがあるのか、そこに最大の興味があります。
続いて2冊目は『水中の哲学者たち』。
出典:晶文社
以前ある哲学教授が、「物事を深く考えるのは、その社会に適応できていないからだ」という主旨のことをおっしゃっていました。
その証拠に、いわゆるエリートの集まる大企業では哲学の本を読む人が圧倒的に少なく、引きこもりのために作られたカフェなどでは、哲学の本を読む人が多いそうです。
「世の中の最適化されたテンプレートに違和感なくフィットできる人は、物事を深く考える必要がないけど、それに違和感を覚える人は、なぜなのか考えるでしょう? だから哲学の本を読むんです」というようなことを言われて、なるほどと思いました。
たしかにいわゆるエリートは、自己研鑽の一環として「哲学の知識を得る」ための読書はしても、「哲学をする(時間をかけて、あーでもない、こーでもないと自分の頭で考えること)」はしない印象です。
「僕も社会にうまく順応できていないから、哲学者になったんです」と。
自分を世の中のテンプレートにはめられないくせに難しいことを考えない、哲学の本も読まなかった自分は(最悪)、哲学書の翻訳を機に200冊以上の本を読んで、哲学のおもしろさにハマりました。
むしろ哲学者の変人・奇人ぶりに、大きな勇気をもらったと言っていいでしょう(笑)。
まえがきを読むかぎり、『水中の哲学者たち』の永井さんがそんな変人・奇人だとは思わないけれど、人から与えられたものを何の疑問もなく受け入れ、自分の一部にしている人たちよりは、おもしろい視点や考え方をしていると想像できます。
それを読んでみたいです。
暑すぎる日は、最高の読書日和。
もし世の中に疑問や違和感を抱いていたら、哲学の本を読んでみるのもいいかもしれません。


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